「総合インフレ率を見れば下がってきてはいるけど、コア(変動の大きい生鮮食品とかエネルギーとか)を見ればなかなか下がっていない、これはインフレが長期化して利下げできないのではないか」
という意見を見た、複数箇所でね
でも総合が先に下がって、それでもコアはなかなか下がらないというのは当たり前のことなので騒ぐことじゃないと思う
インフレ率の変動が大きいところを除外したところがコアのインフレ率なので、上がり始めるのも下がり始めるのも遅い、だから変動の大きい部分を除いたコアなわけだ
よって総合インフレ率が先に下落して、後からコアが下がってくるという形になるのが普通で、そうならなかったら逆に何か特別なことが起きてると見るべき
米国のインフレ率の遍路は沈静化に向けた正しい動きであって、騒ぐようなことじゃない
それはそうとしてここまで景気過熱からのインフレが長期化して利下げどころかさらなる利上げの話まで出てくるとは思ってなかった、ひょっとしたら2024年中の米国の利下げはないかもしれないとまで思えてきた
今年のメインシナリオとしては米国が利下げして政策金利を4%付近まで下げて、日本はマイナス金利をゼロ金利か0.1%に利上げして行くんじゃないかと今でも思っているが、サブシナリオとしては米国が今年利下げせず、日銀もマイナス金利を続けるという流れもありえるかもしれない
そのあたりは今週水曜日に公開される米国のFOMC議事録でヒントがありそうなので引き続き注目したい