灼熱ひまわりの株ブログ

株を中心に色々

たまには米国株について考察する

クレジットカードの延滞率が高まっているとか、免除された学費が免除されなくなったとか、そういうニュースが米国にはあるが失業率が上がらない限りなんの問題もない

収入があるならカードも学費も払える、そもそも米国の平均賃金は上がっている、こういうことが問題になるとしたら失業率が上がる時だ

 

そして今の失業率は完全雇用といっていいくらいに低く、景気後退(リセッション)の気配はない、今無いからといって未来永劫無いわけではないが現状景気後退の気配はないとおぼえておけばいい

 

失業率は米国の経済指標の中では現状、インフレ率より重要指標である

 

米国株は極一部の銘柄が針のように上がっている構図である、これは去年3月の銀行破綻からより顕著になった

上の図はS&P500を全て等間隔にしたETFとVOOを並べたものである、差は歴然、VOOならともかく均等では最高値は遠い、均等が2022年につけた最高値にも遠い

 

今後の流れとしては2つの流れを想定していた

 

1、針のように上がっていた一部の銘柄が折れて総崩れ

2、出遅れ銘柄に資金が入り全体が上がってくる

 

 

どうやら2だったようだ、これは均等の月足だが終値で1年線を上抜けて3ヶ月、1年線も上を向いてきた、1年線の傾きは年単位の長期トレンドになることが想定される

 

この上昇を取りにいく最適のETFはSPYDだろう、S&P500の中から高配当な80銘柄を集めただけのシンプルなETFだ、仮にシナリオ1の針みたいに上がっていた一部の銘柄が折れてS&P500が総崩れになるシナリオに進んだとしても殆ど上がってこなかったSPYDは無傷に近い状態が想定される

 

SPYDを薦めるようなことを書いたがポートフォリオをSPYDだけで埋めるのはオススメしない、オルカンの添え物程度で持つのがいいだろう

 

 

これはオルカンの組入上位10銘柄である、S&P500ではない

AppleMicrosoftといったS&P500を牽引した銘柄がオルカンも牽引している、オルカンを持っていれば一部の米国株が針みたいに上昇した上昇は全てとれているはず、このまま持ち続けていい

 

個人的に前までオルカンの1.4%を占めていたTeslaの割合が1%を割っているのが気になるところ

 

もう一つ選択肢として上がるのは米国債である、利下げ局面では米国株はいつも大きく下落して弱気相場入りしてきたが、いつも高パフォーマンスを発揮したのが米国債だった

 

利上げ局面では株も債券もパフォーマンスが悪く、現金で持っているのがいいが景気後退、株価暴落からの緊急利下げという流れになると高パフォーマンスを発揮するのが米国債

 

もっともわかりやすい例はコロナショックだろう、TLTとVOOのコロナショック時のパフォーマンスを見ればその違いがわかるはずだ

 

と、いっても2年債が4.3%、10年債の利率は4.1%、30年債でも4.4%、米国の政策金利が5.25-5.5%なのでこの利率の国債が2ヶ月に1回供給される、利下げが無しにこれ以上金利は下がらないだろうし債券価格も上がらないはずだ

 

現状景気後退の気配がないので債券投資に旨味はない、それでも現状景気後退の気配がないだけで将来的に景気後退がないとは言い切れない、いつかはわからないがいつかは起きる、いつかは

 

その為に米国債を買ってもいいかもしれない、現物じゃなくてETFなら自由に売れるしTLTなら3.5%の利回りもある

 

個人的にはSPYDのほうがいいと思うけどね、ETFの分配金利率も4.7%ある、年4回貰えるのも嬉しい

 

S&P500が総崩れになってもSPYDの下落はたかが知れている、今までも株価が下がって利回りが6%に近づくとすかさず買いが入ってきた(コロナショックの時は除外)

もし利回りが6%を超えてきたらそこは絶好の買い場だ、買おう