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非農業部門雇用者数(NFP)の分水嶺は20万人

 

今夜(日本時間21時30分)公開される米国の非農業部門雇用者数(NFP)の分水嶺は20万人

米国の統計なのでそれっぽくいうとcritical point (クリティカル・ポイント)が20万人

 

なんでこれが重要かというと、米国は強力な内需に支えられている国だからだ

 

いわば米国人の個人消費が経済を支えている、それもあってNFPで色々と見通しがつきやすい、よくクレジットカードの延滞率が高いとかインフレが凄くて物が買えないとか米国経済に関しては様々なことが言われているがそれは給料が毎月入ってくるならなんの問題もない、逆にいうとないと不味い

 

農業の雇用者は景気の善し悪しに左右されないがNFPは景気に左右される、働くのも米国人で支払うのも米国人なんだからここが重要視されるのは当然

 

ここが高すぎれば景気加熱でインフレが懸念されて、低すぎれば景気後退(リセッション)が意識される、その基準点が20万人ということになっている、なんで20万人なのかはFRBが決めたことだからとしかいいようがない

 

 

現状の金利予想はこうなっている、5月1日のFOMCでは93.5%が現状維持を予想して、残りが利下げを予想している

現状では強すぎる数値が出てくることが懸念されているようだ

 

なお日本は製造業がメインの外需国なので国内の雇用環境と景気が連動しない、海外に工場を作ったりもしているがメインの製造拠点は日本国内にある