日経平均の乱高下が続いているがここは基本に立ち返って日経平均のEPSを見てみる、日経平均を1企業、1銘柄に見立てて1株あたりの純利益を求めたものである
EPSはとうとう2500円の大台に突入した、PER14倍(3万5000円)-16倍(4万円)が適正価格になる、令和のブラックマンデーでは13.0倍まで下押ししたし、7月の高値では17倍まで上がったけど
なお今日の終値ではPER15.3倍だ、まあまあ割安
10月には3Q(7-9月期)の決算が出てくるので一層の上方修正に期待できる、日銀短観で内需企業がかなり良い景況感を示していたことやM2の伸びが決算の上方修正を期待させる
様々な要因で上下に揺れることはあるだろうが純利益の伸びと、その純利益の株主還元で上がっていくという見方は変わらない
たまに「日本は経済成長しないから株価も上がらない」という人がいるんだけど日本で一括りにされてもなあという話だし、世界的に見て日本に高齢者が多いというのは確かにその通りだけどかといって日本人が一人残らず全員80歳以上の高齢者かというと別にそんなことはない
もっとも業績を無視してPER(割高さ)だけが上がっていくと価格調整にとんでもない時間がかかるのは事実なので注意したいところだ
S&P500のPERがとうとうドットコムバブルより割高になったのを横目にそんなことを考えてみる
ドットコムバブル、その当時のことは資料でしか知らないが日本人投資家もかなり参戦していたようだ
日本が1989年にバブル崩壊したので米国に投資先を移した日本人投資家が当時「4騎士」と呼ばれた銘柄に群がった、4騎士というのはマイクロソフト、シスコ、インテル、デルのことである
マイクロソフト以外は今なお当時の株価を超えられていない
そして米国のドットコムバブルが崩壊したら次に日本で流行ったのはBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)という新興国投資だった
その後米国株が再び人気になってきたのは2018年頃からだったか、変わらないものだなあ