「運送業が直面している大きな問題、それが「2024年問題」です。来年4月より、自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限され、ドライバーの労働環境改善を目指す取り組みが始まります。 そもそもトラックドライバーは、他業種の労働者と比べて長時間労働の実態があり、労働基準関係法令や「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」の違反が高水準で推移しています。」
勤怠ドライバーより抜粋
今まで長距離ドライバーの時間外労働で支えられていた日本の物流が、2024年4月から時間外労働規制で大変革を求められる、という話
そもそも時間外労働時間を960時間までに留めると大変革を求められるというのでは若者が入ってこないのも頷ける、環境改善はどんどん進めるべき
それはそうと長距離ドライバーを確保できないまま来年4月になれば届けられなくなる、そうなれば
・配達価格を大きく上げて本当に配達が必要な人や団体だけに配達されるように工夫する
・大きく上がった配達価格から入ってくる資金で自動運転トラックの導入を進める
等の対策が考えられる、逆になんの対策も取れず2024年4月を迎えてしまい長距離トラック業界がパンクしてしまうことも想定される
そうなるとコロナパンデミックの海運株と同じように需要はあるのに船がない、船代が急騰して大相場になるというコースもありえる
そもそも日本は配送料を極限まで切り詰めて、現場のドライバーに低賃金の長時間労働をさせて成り立ってきた、そういったことが是正されれば配送料が今より大きく増えることが想定される
