灼熱ひまわりの株ブログ

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ドル高が米経済に与えた影響

 

まず安い輸入品が入ってくることで米国の製造業が落ち込む、製造業指数は好不況の分かれ目である50を2022年11月に割り込んでから一度も50を超えていない

 

これの最大の理由はドル高で安い輸入品が大量に入ってくるから米国の内需企業である製造業が打撃をうけているわけだ、もちろん安い輸入品が入ってくるということはインフレ沈静化の効果がある

 

次に米国の外で稼ぐ米国企業だ、VOOやeMAXIS Slim S&P500を持っている日本人なら円安効果でこれらの価値が上がっている、円高になればなっただけ含み損になる

 

これはドル高が米国の外で稼ぐ米国企業にも同じような影響がある、ドル高になればなっただけドルで見た利益が減る、S&P500のEPS(純利益)は2022年3月をピークに下がり続けている

 

このようにドル高は米経済に大きく悪影響を与えているがインフレ対策にはなっている、仮にインフレ鈍化が鮮明になって、なおドル高が続くようなら米国は為替介入をしてドル安へと導くことが想定される

 

「悪い円安」は流行語にもなったが、円高になったらどうなるか今一度考えてもらいたい、少なくとも1%円高になれば君が持っているVOOやeMAXIS Slim S&P500等の米国株は1%含み損になる